みんな大好き懐かしの駄菓子
日本には「だがし」と呼ばれるお菓子があります。だがしとは、庶民に親しまれている安価なお菓子の総称。キャンディ1個などばら売りされているので、子どもの少ないお小遣いでも、いろいろ選んで買うことができます。
だがしが生まれたのは江戸時代。それが少しずつ変化しながら現代まで続いています。ということは、だがしは日本の文化といえますね。
日本人なら誰もが、子どもの頃にお小遣いを握りしめてだがしを買いに行った思い出があるのでないでしょうか?たくさんのだがしの中から、どれにしようか迷うのが楽しいんですよね。10円ほどの安いお菓子なのに、真剣に悩んで買っただがしって不思議な美味しさがあります。
昔は小さなだがし屋がいっぱいあったものですが、今の時代はもう、そんな近所のだがし屋さんは少なくなってしまいました。それでも、スーパーやコンビニ、ネット通販でも気軽に買うことができます。
それなのに、わざわざ遠出をして行きたくなるだがし屋があります。その名も「日本一のだがし売り場」です!
日本一のだがし売り場
岡山県瀬戸内市長船町東須恵1373-5 0869-26-6580
月‐土10:00~17:00、日9:00~17:00
http://www.ohmachi-site.co.jp/
日本一のだがし売り場は田んぼの中にあった
一帯にはのどかな田園風景が広がっています。「本当にこんなところにお店があるの?」と思っていると、それは突然現れました。
「日本一のだがし売り場」
赤い文字で大きく書かれた、倉庫のような建物。これが目指すだがし屋さんです。
こんなところにあるので、ほとんどの人が車で来ています。団体旅行のバスも見かけます。休日にはいつも大賑わいです。
公共交通機関で行きたい場合は、ちょっと不便ですが、赤穂(あこう)線の邑久(おく)駅か長船(おさふね)駅で下車して、タクシーを利用してください。
日本一のだがし売り場はこんなところ!
店内を入ると、広い売り場にだがしがいっぱい!!そして、ひと際目を引く横断幕。
「日本の“だがし”で世界平和を!」
ずいぶん壮大な願いだなと思いますが、一緒にだがしを食べれば、誰とでも仲良くなれるかもしれませんね。
子どもが嬉しい10円コーナー
日本一のだがし売り場では、レジでの消費税加算はありません。
だから、子どもたちも自分で計算しながら買い物をすることができます。
そんな子どもに人気なのが、この10円コーナー。うちの子どもたちも、限られた予算内で頑張って買い物をします。こんなに種類があるから悩んでしまいますよね。
大人は、ついつい「大人買い」
箱買いをすることもできます。子どものころに夢見た、だがしの「大人買い」です!
こちらが私のお気に入り。
中には小さなラムネみたいなお菓子が入っています。
ばら売りで10円が1箱に110個入っていて950円。
歴史上の人物のシールが入っているのが楽しいんですよね。職場に持って行って配ると、ウケますよ。
気になるコーナーいろいろ
だがし売り場の中でも人気の「うまい棒」は特に充実。
こんな神社もあるんですよ!
ここにあった全種類を買ってみました。
意外と納豆味が好きです。
それから、ラムネコーナーも気になります。
激マズラムネのワースト1はラー油風だそうです。
試したことは・・・ありません。
アニメ「だがしかし」のシカダ駄菓子を再現
日本一のだがし売り場の目玉とも言えるのが、この「シカダ駄菓子」だと思います。
テレビアニメにもなった人気作品「だがしかし」の中に出てくるだがし屋です。
私も子どもと一緒に漫画を読んでアニメも見ていたので、最初に日本一のだがし売り場に行ったときは、このシカダ駄菓子がお目当てでした。
中まで忠実に再現されていて、感動です!
アニメを知らない人でも、懐かしい雰囲気を味わえます。
だがしの世界に浸りに行こう!
「日本一のだがし売り場」に行けば、大人も子どもも夢中になること間違いなし!
どっぷりとだがしの世界に浸ってくださいね。
「だがしかし」で予習をしていけば、より一層、楽しめますよ。