関東栃木

「日光へ」行かずしてどこへ行く?

自然あふれる日光

栃木県にある日光市を訪れてきました。

日光と言えば、自然の中にある日光東照宮です。昔、多くの火山噴火が繰り返され、今の自然が形作られたと言われています。

今回は、秋の紅葉で色づいた日光の魅力をお伝えします。

日光東照宮

 栃木県日光市山内2301
 0288-54-0560
 4月~10月は8:00~17:00、11月~3月は8:00~16:00
 大人 1,300円、小中学生 450円
 http://www.toshogu.jp/

江戸技術が集まるところ

日光東照宮には江戸幕府を開いた徳川家康のお墓があります。

そこにある多くの建物は世界遺産に登録されており、登録数はなんと40個以上です。江戸時代の彫刻技術が集まっており、彫刻品の総数は5000を超えます。

また、敷地内にある五重の塔は東京にあるスカイツリーの見本となった建築技術で造られています。約400年以上前の技術が今も使われるなんて驚きですね。

塔の一階部分の屋根の下には十二支の彫刻が施されています。ご自分の干支を見つけることはできるでしょうか。

日光にはこんな言葉があります。「日光を見ずして結構というな」といわれ、日光東照宮の建物の美しさを欠点がないほどに褒めた言葉です。

人の一生を表す猿たち

猿を繰り返すその言葉は駄洒落でふざけているのかなと思ってしまいますが、人間の一生を猿が表現しています。

写真の3匹の子猿が「言わ猿、聞か猿、見猿」で、子供の頃は悪い事を見聞きせず悪い言葉も使わないように、素直な心で成長してほしいという思いがあるそうです。大人になっても素直な心でいたいですね。

他にも妊婦や親子の猿の彫刻が施されています。お猿さんグッズも販売されているので、猿好きにはたまらないですね。

彫刻が集まってできた陽明門(ようめいもん)

508の彫刻でなる門がお出迎えしてくれます。

階段を登るときめ細かな彫刻に目を奪われますが、階段のため落ちないように気をつけましょうね。

家康のいるお墓へ

本堂から右へ向かうと立ち止まるたくさんの人がいます。そこには「眠り猫」の彫刻があります。

眠り猫の奥にある門をくぐると奥宮拝殿で行くことができます。そこには、家康のお墓があり、昔は将軍の人しか近寄れなかったそうです。

今は一般公開されており、誰でも見ることができます。

しかし、奥宮拝殿に向かうには「何段あるか」と呟いてしまうほどの石段があります。セキュリティのためか簡単に家康の所には行けません。

 

石段は約200段あるらしく、スニーカー必須です。

登り切ると、奥宮拝殿にて宮司さんがお祓いをしてくれます。なんと通常のお賽銭でしてくれて、ありがたいですね。宮司さんはいる時といない時があるので、運に任せるしかないですね。

奥宮拝殿の裏には家康公が眠るお墓があります。日光東照宮の中で一番高い所になります。将軍のお墓が見られるなんて不思議ですね。

お墓の隣にあるのが、叶杉(かのうすぎ)です。名前の通りで願いが叶う杉です。

お祓いしてもらい、将軍のお墓を見て、願い叶うなんて、なんて贅沢な場所なのでしょうか。

その代わり、帰りはもちろん石段を下る試練が待っています。

日光の味覚

日光駅から日光東照宮までは坂道の一本道です。約30分の道のりには、たくさんのお店が誘惑してきます。

日光プリン、団子、焼き芋、湯葉といった日光を代表する食べ物があります。

日光への道中で胃袋も満たしてくださいね。

伝統あふれる日光へ

日光東照宮は建築物の一つ一つをじっくり見ていると、あっというまに時間が過ぎてしまいます。所々にトイレはあるのですが、石段を登って降りるまではなかったり、休日は観光客ですごい数の列になるので、こまめにトイレ休憩をとることをお勧めします。

写真は日光東照宮の参拝後にみえる景色です。紅葉が綺麗ですね。ぜひ日光を訪れてくださいね。

Writing/Photograph : HASE

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